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家庭の事情により、家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたちがいます。
家のことをやらなきゃいけないから、友達と遊びに行けない、部活ができない。
そんな子どもたちが、あなたの身近にいるかもしれません。
「子どもヤングケアラー総合相談窓口」は、ヤングケアラーである本人や
周りの大人が相談できる窓口です。

ヤングケアラーとは

本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。
責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。

障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
日本語が第一言語でない家族や障害のある家族のために通訳をしている。
家計を支えるために労働をして、障害や病気のある家族を助けている。
アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
障害や病気のある家族の身の回りの世話をしている。
障害や病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。

ヤングケアラーの現状

ヤングケアラーはどれくらいいるのですか?

厚生労働省の調査では、世話をしている家族が「いる」と回答したのは小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%、大学3年生で6.2%でした。これは、回答した中学2年生の約17人に1人が世話をしている家族が「いる」と回答したことになります。
※令和2年度:中学2年生・高校2年生、令和3年度:小学6年生・大学3年生を対象に調査〈厚生労働省調査〉

ヤングケアラーが直面する問題

学業への影響

学業への影響遅刻・総体・欠席が増える、勉強の時間が取れない等。

就職への影響

自分にできると思う仕事の範囲を狭めて考えてしまう、自分のやってきたことをアピールできない等

友人関係への影響

友人等とコミュニケーションを取れる時間が少ない等

注意すべき子ども

①家族に病気や障害を持っている人がいる。
②「遅刻」「欠席」が多い。
③生活リズムの乱れが目立つ。
④朝食をとっていない。
⑤洗濯や保清が不十分。
⑥家庭訪問を拒んだり、玄関先での対応を行いたがる。
⑦友達付き合いが悪い。
⑧家のことを話したがらない。
⑨部活に入らない。
⑩宿題や提出物をきちんと出さない。
⑫保護者が学校に来ようとしない。
⑬経済的に厳しい家庭 など

ヤングケアラーかも?と思ったあなたへ

あなたは家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。
でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの負担がある場合は
自分のことだからこそ注意が必要です。
また周りの大人も、学び知ることでヤングケアラーの手助けをすることができます。

もし悩みを抱えてたら

子どもヤングケアラー総合相談窓口へ
相談してください。

辛いときは、信頼できるまわりの大人に、頼ることが大事です。LINE・メール・電話での相談ができます。